ども。あいしんくいっと(@ithinkitnet)です。
Linuxサーバ同士で手軽にファイル共有したい時に便利なのがNFSです。
NFSを使えば手軽にファイル共有が可能となります。
NFSの設定は大して難しくないのですが、しょうもないところでNFSマウント出来なくてハマることがあります。
という訳で今回は「NFSマウント出来ないときに確認したい項目」について幾つか挙げておきたいと思います。
NFSマウント出来ない時の参考になれば。
検証した環境はCentOS7です。
Contents
NFSマウント出来ないときに確認したい5つの項目
サーバでファイアウォール、SELINUXは有効になっていないか
一番ありがちなのがこちら。
NFS設定自体に問題なく、これで引っかかるケースは意外に多いです。
ファイアウォールは適切に設定されているか、SELINUXは無効化されているか確認して下さい。
SELINUXが有効な場合、以下のようなエラーが出力されます。
# mount -t nfs 192.168.56.100:/mnt/nfs /mnt mount.nfs: Connection refused
NFSパッケージがサーバ、クライアントともにインストールされていること
サーバ側、クライアント側ともに「nfs-utils」パッケージがインストールされていることを確認してください。
両方にないとNFSは利用出来ません。
例)nfs-utilsがインストールされている場合
# rpm -qa | grep nfs-utils nfs-utils-1.3.0-0.48.el7_4.x86_64
その昔、クライアント側にもnfs-utilsが必要だと知らずにハマりました。。。
NFSサービスが起動していない(サーバ側)
NFSサーバ側だとrpcbindとnfs-serverのサービスが必要となります。
こちらのサービスが起動していることを確認してください。
[root@nfs-cl ~]# mount -t nfs 192.168.56.100:/mnt/nfs /mnt mount.nfs: Connection refused
NFS関連のサービスが起動していない場合、上記のようなエラーが発生します。
もし、サービスが動いていなければ起動してください。
# systemctl start rpcbind nfs-server [root@nfs-sv ~]# ps -ef | egrep '[r]pcbind|[n]fs' rpc 1331 1 0 11:45 ? 00:00:00 /sbin/rpcbind -w root 1349 2 0 11:45 ? 00:00:00 [nfsd4_callbacks] root 1353 2 0 11:45 ? 00:00:00 [nfsd] root 1354 2 0 11:45 ? 00:00:00 [nfsd] root 1355 2 0 11:45 ? 00:00:00 [nfsd] root 1356 2 0 11:45 ? 00:00:00 [nfsd] root 1357 2 0 11:45 ? 00:00:00 [nfsd] root 1358 2 0 11:45 ? 00:00:00 [nfsd] root 1359 2 0 11:45 ? 00:00:00 [nfsd] root 1360 2 0 11:45 ? 00:00:00 [nfsd]
NFSマウントが自動でされない
NFSマウントが自動でされない場合はfstabを見直してください。
192.168.56.100:/mnt/nfs /mnt nfs defaults 0 0
NFSサーバのexportsの記載に問題ないか
NFSクライアント側でマウント出来ない場合、NFSサーバのexportsファイルを見直してください。
# cat /etc/exports /mnt/nfs/ 192.168.56.0/24(rw,insecure,sync)
# exportfs /mnt/nfs 192.168.56.0/24
と、ザッと思いつくのはこれくらいでしょうか。
NFSマウントが出来ない場合の参考になれば。
以上、あいしんくいっとでした( ^∀^)
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