本記事対象者
Windows/Linux間でファイル共有を行いたい方
ども。あいしんくいっと(@ithinkitnet)です。
WindowsとLinuxでのファイル共有で有名なのはSAMBAですが、手軽にファイル共有したいのであればCIFSが一番カンタンです。
今回はCIFSを使ったWindowsとLinuxのファイル共有について書いておきたいと思います。
Samba環境を構築したいならこちら。
LinuxでSamba環境をサクッと5分で構築する方法
今回試した環境は以下の通りです。
試した環境
- WindowsServer2012R2
- CentOS7.1
WindowsとLinuxでCIFSを使って簡単にファイル共有する方法
Windows側での作業
Windows側でCIFSマウントさせるためのフォルダを作成します。
今回はCドライブの直下に「win-cifs」というフォルダを作成して共有設定を行い、
hoge(*)のフルアクセス権限を付与しました。
(*)hogeは予め作成しておいたユーザ
Windows同士でファイル共有を簡単にしたい場合は隠し共有を利用すると便利です。
Windowsでファイル共有するなら「隠し共有(管理共有)」を使おう!
Linux側での作業
cifs-utilsインストール
cifs-utilsがインストールされているか確認します。
rpmコマンド
無ければインストールします。# rpm -qa | grep cifs
yumコマンド
# yum -y install cifs-utils
CIFSマウント設定
マウントポイントを作成します。
mkdirコマンド
Windows側に作成したwin-cifsフォルダをLinux側でマウントします。# mkdir /mnt/win
userには「Windows側のユーザ名」、passwordには「windowsユーザのパスワード」をそれぞれ入力します。
mountコマンド
# mount -t cifs -o user=hoge,password=P@ssw0rd //192.168.11.200/win-cifs /mnt/win/
CIFSマウント確認
dfコマンド
無事にCIFSマウント出来ているようです。# df -h | grep win-cifs
//192.168.11.200/win-cifs 50G 30G 20G 61% /mnt/win
デフォルトのアクセス権を変更するには、dir_mode およびfile_mode オプションを使用してディレクトリおよびファイルのアクセス権を設定します。
例)777に設定する場合
# mount -t cifs -o user=hoge,password=P@ssw0rd,dir_mode=0777,file_mode=0777 //192.168.11.200/win-cifs /mnt/win/
# ls -ld /mnt/win/
drwxrwxrwx 2 root root 0 8月 2 2016 /mnt/win/
書き込み確認
書き込みも問題なさそう。# touch /mnt/win/hoge && ls -l /mnt/win/
合計 0
-rw-r--r-- 1 root root 0 8月 2 23:01 hoge
OS起動時に自動でCIFSマウント
OS起動時に自動でCIFSマウントさせるには/etc/fstabに以下のような設定をしておきます。
/etc/fstabに設定
# echo "//192.168.11.200/win-cifs /mnt/win/ cifs user=hoge,password=P@ssw0rd,defaults 0 0" >> /etc/fstab
fstabに記載しておくことで、OS再起動しても自動でCIFSマウントされます。
/etc/fstab確認
WindowsとLinuxでファイル共有を簡単に行いたい場合はCIFSを使うと便利です。# cat /etc/fstab | grep win-cifs
//192.168.11.200/win-cifs /mnt/win/ cifs user=hoge,password=P@ssw0rd,defaults 0 0
ithinkit
手順も簡単なので覚えておきたいですね。
以上、あいしんくいっとでした( ..)φメモメモ
windows側からLinux側のディレクトリを共有したい場合はどうしたらいいですか?
特にユーザディレクトリとか
Windows側からのディレクトリ共有ですか。
パッと思いつくのはLinux上でsamba立てとくか、Webdav設定するかってところでしょうか。
そうすればWindows側からLinux側にアクセス出来ると思います。
ただ、どちらも手間かかりますけど・・・。