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【VMware】Linux仮想マシンに新規仮想ディスク(VMDK)を追加する方法

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本記事対象
Linux仮想マシンに新規仮想ディスク(VMDK)を追加する方法が知りたい方

ども。あいしんくいっと(@ithinkitnet)です。

VMの仮想マシンに仮想ディスク(VMDK)を新規で追加したいと思います。
追加する仮想ディスクは100GBとします。

§環境
仮想基盤 ESXi6.7
仮想マシン CentOS7

ESXiで新規仮想ディスク追加

HostClient(もしくはWebClient)で仮想マシンプロパティから「編集」、「ハードディスクの追加」を選択します。
新規ハードディスクの追加

「新規標準ハードディスク」を選択します。
新規標準ハードディスクを選択

必要なディスク容量を記載(ここでは100GB)し、「保存」します。ディスクプロビジョニングタイプを忘れずに指定しましょう。
(デフォルトは「シック」)
必要なディスク容量を入力

仮想マシンで新規仮想ディスク認識作業

fdiskコマンドで追加した仮想ディスクを仮想マシンが認識していることを確認します。

Point

オンライン(仮想マシン起動状態)で作業可

fdiskでディスク認識確認

# fdisk -l
~出力結果抜粋~
Disk /dev/sdb: 107.4 GB, 107374182400 bytes, 209715200 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト

fdiskコマンドでパーティションを作成します。
LVMな領域として使用するため、LVMでフォーマットします。

fdiskでパーティション作成


[root@centos7-ldap ~]# fdisk /dev/sdb
Welcome to fdisk (util-linux 2.23.2).

Changes will remain in memory only, until you decide to write them.
Be careful before using the write command.

Device does not contain a recognized partition table
Building a new DOS disklabel with disk identifier 0x2c7d407b.

コマンド (m でヘルプ): n
Partition type:
   p   primary (0 primary, 0 extended, 4 free)
   e   extended
Select (default p):
Using default response p
パーティション番号 (1-4, default 1):<空Enter>
最初 sector (2048-209715199, 初期値 2048):
初期値 2048 を使います
Last sector, +sectors or +size{K,M,G} (2048-209715199, 初期値 209715199):
初期値 209715199 を使います
Partition 1 of type Linux and of size 100 GiB is set

コマンド (m でヘルプ): t
Selected partition 1
Hex code (type L to list all codes): 8e
Changed type of partition 'Linux' to 'Linux LVM'

コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/sdb: 107.4 GB, 107374182400 bytes, 209715200 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
Disk label type: dos
ディスク識別子: 0x2c7d407b

デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
/dev/sdb1            2048   209715199   104856576   8e  Linux LVM

コマンド (m でヘルプ): w
パーティションテーブルは変更されました!

ioctl() を呼び出してパーティションテーブルを再読込みします。
ディスクを同期しています。

fdiskでパーティションを変更したら、OS再起動します。

再起動後、追加したVMDKを新しいLVM領域として追加します。

STEP.1
LVM領域状態確認
pvscan

# pvscan
  PV /dev/sda2   VG rhel            lvm2 [<99.52 GiB / 0    free]
  Total: 1 [<99.52 GiB] / in use: 1 [<99.52 GiB] / in no VG: 0 [0   ]
STEP.2
物理ボリューム作成
pvcreate

# pvcreate /dev/sdb1
Physical volume "/dev/sdb1" successfully created.
STEP.3
LVM物理DISK認識
pvscan

# pvscan
  PV /dev/sda2   VG rhel            lvm2 [<99.52 GiB / 0    free]
  PV /dev/sdb1                      lvm2 [<200.00 GiB]
  Total: 2 [<299.52 GiB] / in use: 1 [<99.52 GiB] / in no VG: 1 [<200.00 GiB]
STEP.4
ボリュームグループ作成
vgcreate

# vgcreate VG_data01 /dev/sdb1
  Volume group "VG_data01" successfully created
STEP.5
論理ボリュームグループ作成&割り当て
lvcreate

# lvcreate -n LV_data01 -l 100%FREE VG_data01
Logical volume "LV_data01" created.

新規でLVMボリューム「data01」作成し、100G割り当て。
(最大容量は「-l 100%FREE」指定)

STEP.6
xfsファイルシステム作成
ファイルシステム作成

# mkfs.xfs /dev/VG_data01/LV_data01
meta-data=/dev/VG_data01/LV_data01 isize=512    agcount=4, agsize=13106944 blks
         =                       sectsz=512   attr=2, projid32bit=1
         =                       crc=1        finobt=0, sparse=0
data     =                       bsize=4096   blocks=52427776, imaxpct=25
         =                       sunit=0      swidth=0 blks
naming   =version 2              bsize=4096   ascii-ci=0 ftype=1
log      =internal log           bsize=4096   blocks=25599, version=2
         =                       sectsz=512   sunit=0 blks, lazy-count=1
realtime =none                   extsz=4096   blocks=0, rtextents=0

XFSファイルシステムが作成出来たら、マウント設定を行います。

mkdirでマウントポイント作成。

マウントポイント作成

# mkdir /data01

マウント出来ることを確認。

mountコマンドでマウント

mount -t xfs /dev/VG_data01/LV_data01 /data01

blkidコマンドでUUID確認。

blkidでUUID確認

# blkid
/dev/sda1: UUID="10a12748-7262-4d6e-a3d1-47dab50d0ad8" TYPE="xfs"
/dev/sda2: UUID="J0oO2O-8Ma5-xJar-r7CN-pPhT-XLs0-w4g5mW" TYPE="LVM2_member"
/dev/sdb1: UUID="Rz4uDa-JahV-Ng8k-08X0-0tcs-FLsy-R9a9XP" TYPE="LVM2_member"
/dev/mapper/rhel-root: UUID="ebf185b2-9569-4fa3-a27f-41905198c1d7" TYPE="xfs"
/dev/mapper/rhel-swap: UUID="ec75dcab-e21e-408a-be34-a60045a12e09" TYPE="swap"
★/dev/mapper/VG_data01-LV_data01: UUID="8b453536-c01a-4b67-a20a-149604d32158" TYPE="xfs"

fstabに確認したUUIDで記載。

/etc/fstabにエントリ記載

UUID=8b453536-c01a-4b67-a20a-149604d32158   /data01                       xfs     defaults        0 0
注意

UUIDの指定を間違えるとOS起動しなくなるので注意!

OS再起動後、作成したLVMボリュームが正常にマウントされることを確認。

DISK追加確認

# df -h
ファイルシス                    サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
devtmpfs                          3.9G     0  3.9G    0% /dev
tmpfs                             3.9G     0  3.9G    0% /dev/shm
tmpfs                             3.9G  9.6M  3.9G    1% /run
tmpfs                             3.9G     0  3.9G    0% /sys/fs/cgroup
/dev/mapper/rhel-root              83G  4.7G   78G    6% /
/dev/sda1                         485M  223M  263M   46% /boot
/dev/mapper/VG_data01-LV_data01   200G   33M  200G    1% /data01
tmpfs                             783M  8.0K  783M    1% /run/user/42
tmpfs                             783M     0  783M    0% /run/user/100

これで仮想マシンに新規ハードディスク(VMDK)が追加されました。
運用してて、ハードディスク容量が足りなくなったので追加したい、ってのはよくある話なので手順抑えておきましょう!

以上、あいしんくいっとでした。

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