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ESXiホストのMACアドレスが変更になった場合の対処法

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本記事対象
ESXiホストのMACアドレスが変更になった場合の対応について知りたい方

ども。あいしんくいっと(@ithinkitnet)です。

24時間365日稼働し続けるサーバーですから、たまに障害が発生します。
障害度合は大小あれど、メインボード(マザーボード)が故障することだって変わることがあります。
当然ですが、メインボードが変わるとNICも変わるのでMACアドレスも変わります。

という訳で今回は「ESXiホストの筐体が変わり、MACアドレスが変更になった場合」の対応について書いておきたいと思います。

ESXiホストの筐体が変わった際の注意点

マザーボードが変われば、MACアドレスをはじめとして色々と変わります。
確認ポイントを挙げておきたいと思います。

BIOS再設定が必要

直接ESXiに関係ある訳ではないのですが、筐体が変わればBIOSも変わります。
なので、「BIOS設定が変わる」といった認識が必要となります。
BIOS設定を変更している場合は再設定が必要になりますので注意が必要です。

仮想マシン初回起動時に状態確認メッセージが表示される

筐体が変わるということはマザーボードやNICアダプタも変わります。
中でもマザーボードが変わった場合、仮想マシン初回起動時に仮想マシン状態を確認するメッセージが表示されます。
なので、「移動しました」を選択します。

WebClientの場合
WebClientで見た「移動しました」

HostClientの場合
HostClientで見た「移動しました」

「コピーしました」を選択した場合、仮想マシンの仮想NICのMACアドレスが変更されてしまう可能性があります。
(vSphere6だと、4分以内にメッセージに回答しない場合は「コピーしました」が選択されてしまうようなので注意が必要)

注意

ESXiホストのMACアドレスが変わったタイミングで仮想マシンが存在した場合のみ聞かれるようです。ESXiホストが冗長構成の場合、仮想マシンを片寄せしておくことで回避することが可能です。

VM Kernelが保持しているMACアドレスが書き換わらないことがある

ESXiホストのMACアドレスが置き換わると、vmk0管理ネットワークのMACアドレスが更新されないことがあるみたいです。
VM Kernelが保持しているMACアドレスが書き換わらない場合はESXiホスト上で以下のコマンドを発行し、ESXiホストを再起動する必要があるようです。

esxcfg-advcfgコマンド

# esxcfg-advcfg -s 1 /Net/FollowHardwareMac
ESXiを再起動

参照元 NIC カードを交換しても vmk0 管理ネットワークの MAC アドレスが更新されないか、vmkernel に重複する MAC アドレスが存在する (2088508)

基本的にESXiホストの筐体が変わってもMACアドレスが変わるだけで、仮想マシンには影響ないみたいですが、ESXiホストには上記の対応が必要になる場合があります。

MEMO

vSphere6.5だとMACアドレスが変わると自動的に反映されてました

ithinkit

ESXiホストのMACアドレスが変わったとしても、取り立てて対応しないといけないことは多くない感じでした。

以上、あいしんくいっとでした( ..)φメモメモ

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