あいしんくいっとオススメ商品レビュー

フォルダーリダイレクトをGPO(グループポリシー)で行う方法

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

本記事対象者
フォルダーリダイレクトをGPOで設定したい方

ども。あいしんくいっと(@ithinkitnet)です。

GPO(グループポリシーオブジェクト)を利用してWindowsユーザのデスクトップをADサーバー上の領域にフォルダーリダイレクトさせたいと思います。

フォルダーリダイレクトさせるにあたり、前提となる条件は以下のとおりです。

フォルダーリダイレクト利用前提条件

  • ドメインに参加していること
  • フォルダーリダイレクト用の領域を確保出来ていること
  • フォルダーリダイレクト用の領域が共有可能であること

フォルダーリダイレクト可能なオブジェクト

なお、フォルダーリダイレクト可能なオブジェクトは以下の通りになります。

フォルダーリダイレクト可能なオブジェクト
AppData(Roaming)、連絡先、デスクトップ、ドキュメント、ダウンロード、お気に入り、リンク、ミュージック、ピクチャ、保存したゲーム、検索、スタートメニュー、ビデオ

フォルダーリダイレクトGPOで行う方法

では、実際にGPOを利用してフォルダーリダイレクトを設定してみます。

フォルダーリダイレクト用のユーザ作成

GPOを適用させるOUにフォルダーリダイレクトさせたいテスト用ユーザを作成します。
ここでは「red-user」を作成しました。
ActiveDirectoryユーザーとコンピューター

フォルダーリダイレクト用の領域作成

ADサーバ上のDドライブをフォルダリダイレクト用の領域とします。
共有設定を行い、ネットワークパスを控えておきます。
Dドライブのプロパティ

MEMO

環境によってはeveryoneフルコントロールのアクセス付与が必要かも

GPOでフォルダリダイレクト設定

対象のOUに対してGPOでフォルダリダイレクト設定を行います。
「グループポリシーエディタ」を起動し、対象OUにフォルダリダイレクト用のGPOを作成し、「編集」。

グループポリシーエディタで編集

[ユーザの構成] – [Windowsの設定] – [フォルダーリダイレクト] にてデスクトップを右クリックして「プロパティ」を開く。
設定で「基本 – 全員のフォルダーを同じ場所にリダイレクトする」を選択し、対象のフォルダーの場所でルートパスに先ほどのネットワークパス「¥¥Win2016-2¥d」を指定して「OK」。
デスクトップのプロパティでルートパス指定

警告ポップアップが表示されるが、そのまま「はい」を選択。
警告ポップアップ

フォルダーリダイレクト確認

作成したユーザでログインし、フォルダーリダイレクトされるか確認してみます。
フォルダーリダイレクトされるか確認

ログインすると「Folder Redirectionポリシーの適用中」との表示が。
どうやら、正常にフォルダーリダイレクトが適用されてる模様。
Folder Redirectionポリシーの適用中

ルートパスに指定したネットワークパス「¥¥Win2016-2¥d」以下を確認するとred-userのDesktop領域が作成されており、フォルダーリダイレクトが正常に行われたことが確認出来ました。
Dドライブ以下にred-userのDesktop領域が作成された

ithinkit

AD環境下でフォルダリダイレクトするなら、GPO使うのが簡単で良いかも。

上手くGPOが効かない場合はこちらの記事参照。
ActiveDirectoryでGPOが適用されない時に確認したいこと

フォルダリダイレクト先をクォータ設定する方法はこちら。
フォルダーリダイレクト先をクォータ設定する方法

以上、あいしんくいっとでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)