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ども。あいしんくいっと( @ithinkitnet)です。
以前、ESXi5からESXi6にアップグレードする手順を書きました。
ESXi6からESXi6.5にアップグレードする方法について
それから時は流れ、気が付くとパッチがリリースされていたので、今回はCUIでパッチ適用を行いたいと思います。
ESXiホストへのパッチ適用はUpdateManagerを利用することが多いかとは思うのですが、別途Windowsサーバを用意する必要があり、正直手間がかかってしまいます。
その点、SSH接続してCUIでやったほうが効率は良いと思います。
では、行きましょう!
パッチダウンロード
何はともあれ、パッチが無いとお話にならないのでVMwareのサイトからパッチをダウンロードします。
参考
VMwaremy.vmware.com
サイトを日本語に切り替えてダウンロードしてくださいね。
ダウンロードしたパッチをESXiホストにアップロード
今回はローカルPCにダウンロードしたパッチファイルをESXiホストにアップロードするといった方法を取りました。
ESXiホストでwgetコマンドで直接ダウンロードしても良いかも知れません。
ESXiホストへパッチ適用
ESXiホストにSSH接続してCUIでパッチ適用を行います。
まずはパッチ前のバージョンを確認。
# esxcli system version get
Product: VMware ESXi
Version: 6.0.0
Build: Releasebuild-2494585
Update: 0
Patch: 0
適用するパッチ内容の確認。
いくつかのパッチで構成されていますので、zipの中身を確認して最新のパッチを適用する必要があります。
# esxcli software sources profile list -d /vmfs/volumes/505510c3-648ac8d4-7b10-8c89a5ce67a0/update-from-esxi6.0-6.0_update01.zip
Name Vendor Acceptance Level
-------------------------------- ------------ ----------------
ESXi-6.0.0-20150902001-no-tools VMware, Inc. PartnerSupported
ESXi-6.0.0-20150901001s-standard VMware, Inc. PartnerSupported
ESXi-6.0.0-20150902001-standard VMware, Inc. PartnerSupported
ESXi-6.0.0-20150901001s-no-tools VMware, Inc. PartnerSupported
続いてパッチ適用。
と、ここで注意点が一つ。
パッチファイルを指定するときはフルパスで指定する必要があります。
当初は相対パスで指定していて、エラーでコケて悩んでましたw
# esxcli software profile update -d /vmfs/volumes/505510c3-648ac8d4-7b10-8c89a5ce67a0/update-from-esxi6.0-6.0_update01.zip -p ESXi-6.0.0-20150902001-standard
ホストを再起動します。
# reboot
パッチが適用されたことを確認します。
# esxcli system version get
Product: VMware ESXi
Version: 6.0.0
Build: Releasebuild-3029758
Update: 1
Patch: 17
キチンとパッチが適用されていることが確認出来ました。
どうですか。
UpdateManagerを用意する必要も無いので、ラクにパッチ適用出来ることが分かったと思います。
ですので、パッチ当てはCUIで行うのも良いかも知れないですね。
以上、あいしんくいっとでした。