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WindowsServer2012R2でDFS-R(レプリケーション)を試してみた!

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ども。あいしんくいっと(@ithinkitnet)です。

ithinkit

DFS-Rを使ってDR環境を構築したい!

WindowsServer2012R2でDFSレプリケーション(以下、DFS-R)を試してみたいと思います。
この機能のメリットとして、ファイル単位ではなくブロック単位でのコピーが可能なのでデータ転送量が少なくて済むといったことが期待出来るらしいです。

MEMO

前提条件として、DFS-Rを利用するサーバ同士が同一ドメインに参加している必要があります。

なお、コピー元およびコピー先となるWindowsサーバには「DFS-R」をインストールしておきます。

サーバマネージャから「役割と機能の追加」を選択し、「DFSレプリケーション」を追加。

[ファイルサービスと記憶域サービス] – [ファイルサービスおよび iSCSI サービス] – [DFSレプリケーション]

「DFSレプリケーション」追加

クリック可能な目次

DFS-Rを使ってみる

では、実際にDFS-Rを使ってみたいと思います。
コピー元のサーバにて、[サーバマネージャ] – [ツール] – [DFSの管理]を起動します。
DFSの管理

DFSの管理にて左メニューからレプリケーションを右クリック「新しいレプリケーショングループ」を選択します。
新しいレプリケーショングループ

新しいレプリケーショングループウィザードが起動するので、「汎用レプリケーション」が選択されていることを確認して「次へ」をクリック。
「汎用レプリケーション」選択

任意のレプリケーショングループ名を入力し、「次へ」をクリック。
任意のレプリケーショングループ名を入力

レプリケーションを行うサーバを追加して「次へ」。
レプリケーションを行うサーバを追加

今回は「フルメッシュ」を選択。
「フルメッシュ」を選択

そのまま「次へ」。

MEMO

指定した日時の間レプリケートといった指定も可能

指定した日時の間レプリケートといった指定も可能

コピー元となるサーバを指定。
コピー元となるサーバ指定

コピー元となるフォルダパスを追加。
コピー元となるフォルダパス追加

コピー先となるサーバが指定されていることを確認。
コピー先となるサーバが指定されていること

「編集」をクリックし、「選択したレプリケートフォルダをこのメンバーに対して読み取り専用にする」にチェックし、コピー先での書き込みを無効にしておく。
「選択したレプリケートフォルダをこのメンバーに対して読み取り専用にする」にチェック

そして「次へ」。
サマリ画面を確認したら次へ

サマリ画面に目を通し、問題なければ「作成」を選択。
DFS-R作成

状態が「成功」であることが確認出来たら完了。
DFS-R作成成功

レプリケーション間隔はADのレプリケーション待ち時間によって異なる。
レプリケーションの遅延

DFS-R動作確認

では、レプリケーションの動作を確認するため、コピー元でフォルダを作成してみる。
テストのためダミーフォルダ作成

コピー先でフォルダが作成されることを確認すると・・・。
って作成されてない!

どうやら、DC間のレプリケーション間隔に左右されるみたい。
なので、今回はrepadminコマンドを使って手動同期をかけてみる。

C:\Users\Administrator>repadmin /replicate win2012r2-3 win2012r2-2 DC=hoge,DC=lo
cal /full
win2012r2-2 から win2012r2-3 への同期を完了しました。

今すぐレプリケートに失敗する場合はこちらも。
ActiveDirectoryで「今すぐレプリケート」に失敗する時の暫定対処について

すると、無事に同期されることが確認出来ました。
イメージ的にはADにおけるSYSVOLと同じような動きするのかなって感じですね。

ちなみにコピー先で変更を加えようとすると、読み取り専用の設定なのでキチンと拒否されることも確認出来ました。
対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました

ithinkit

ふむふむ。
AD参加しているサーバ間で手軽にレプリケーションしたい場合、DFS-Rは使えるかも知れないですね〜♪

以上、あいしんくいっとでした( ´∀`)

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