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LinuxでBIOS情報の確認ならdmidecodeコマンドを使おう

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本記事対象
LinuxでBIOS情報を手軽に確認したい方

ども。あいしんくいっと(@ithinkitnet)です。

サーバを取り扱う仕事をしていると、たま~にBIOS情報を知りたくなる時があったりします。
そんな時、気軽に再起動してBIOS確認が出来れば良いんですけど、「本番稼動しているサーバであれば、そんな事は不可能。。。
そういった場合、「dmidecode」というコマンドを使えば、再起動しなくても情報を得ることが出来ます。

BIOSバージョンはもちろんのこと、「どのスロットにどの位の容量のメモリが搭載されているのか」といったことまで分かったりします。
知ってると、何かの時に役立つかも。

注意

Red Hat系であれば、 dmidecode パッケージがインストールされていることを事前に確認してください

dmidecode パッケージ確認

# rpm -qa | grep dmidecode
dmidecode-2.12-5.el7.x86_64
python-dmidecode-3.10.13-11.el7.x86_64

dmidecodeの使い方

dmidecodeの使い方は簡単で以下のコマンドを実行するだけです。

dmidecodeコマンド

# dmidecode [OPTIONS]
コマンド実行例)AWS上のEC2「CentOS7」

# dmidecode
# dmidecode 2.12
SMBIOS 2.4 present.
11 structures occupying 310 bytes.
Table at 0x000EB01F.

Handle 0x0000, DMI type 0, 24 bytes
BIOS Information
Vendor: Xen
Version: 4.2.amazon
Release Date: 05/06/2015
Address: 0xE8000
Runtime Size: 96 kB
ROM Size: 64 kB
Characteristics:
PCI is supported
EDD is supported
Targeted content distribution is supported
BIOS Revision: 4.2

Handle 0x0100, DMI type 1, 27 bytes
System Information
~略~

これだけでBIOS関連の情報取得が出来ちゃいます。
オプションをいくつか紹介しておくと、

-s オプション指定で「BIOSバージョン」が取得出来たり、

コマンド実行例)AWS上のEC2「CentOS7」

# dmidecode -s bios-version
4.2.amazon
コマンド実行例)ESXi6.0上の仮想マシン「CentOS7」

# dmidecode -s bios-version
6.00

サーバのモデル名を取得したり。

コマンド実行例)AWS上のEC2「CentOS7」

# dmidecode -s system-product-name
HVM domU
コマンド実行例)ESXi6.0上の仮想マシン「CentOS7」

# dmidecode -s system-product-name
VMware Virtual Platform

-t オプション指定でタイプ指定出来たりします。

コマンド実行例)AWS上のEC2「CentOS7」

# dmidecode -t memory
# dmidecode 2.12
SMBIOS 2.4 present.

Handle 0x1000, DMI type 16, 15 bytes
Physical Memory Array
Location: Other
Use: System Memory
Error Correction Type: Multi-bit ECC
Maximum Capacity: 2 GB
Error Information Handle: Not Provided
Number Of Devices: 1
~略~
コマンド実行例)ESXi6.0上の仮想マシン「CentOS7」

# dmidecode -t memory|more
# dmidecode 2.12
SMBIOS 2.4 present.

Handle 0x0084, DMI type 5, 46 bytes
Memory Controller Information
Error Detecting Method: None
Error Correcting Capabilities:
None
Supported Interleave: One-way Interleave
Current Interleave: One-way Interleave
Maximum Memory Module Size: 32768 MB
Maximum Total Memory Size: 491520 MB
Supported Speeds:
70 ns
60 ns
Supported Memory Types:
FPM
EDO
DIMM
SDRAM
Memory Module Voltage: 3.3 V
Associated Memory Slots: 15
0x0085
~略~

BIOSの情報が知りたくなる機会は限られてるかとは思いますが、知ってて損はないコマンドだと思います。

ithinkit

LinuxでBIOS情報が知りたいならdmidecodeで!

以上、あいしくんくいっとでした^^

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